★はじめ
年末年始、話題に上る『干支』。生まれ年を伝える時に「私、ひつじ」「さる年」と使ったり、年賀状のモチーフに選ぶけど、「そもそも『干支』って何だろう?」「なぜ、あの12の動物?」「猫はどうして入って無いの?」と子供じゃなくても疑問に思う。
今さら聞けない『干支』の意味や疑問、ちょっと探ってみよう。
★干支って何だろう?
『干支(えと)』と言うと、その年を表す12の動物と思っている方も多いと思う(私もその一人でした)本来は「十干(じっかん)」と「十二支(じゅうにし)」の組み合わせ。《十干十二支》は中国古代の暦として使い始められ、その後日本に伝わったもの…。
十干は【甲】【乙】「【丙】(こうおつへい)・・など、1から10までを数えるよび名。十二支は年ごとに当てはめた12種類の動物のよび名。漢字で「子(ね=ねずみ)、丑(うし)、寅(とら)、卯(う=うさぎ)、辰(たつ=龍(りゅう))、巳(み=へび)、午(うま)、未(ひつじ)、申(さる)、酉(とり=にわとり)、戌(いぬ)、亥(い=いのしし)」
中国では木星を大切な星と考え、木星12年で太陽を回ることから、12という数字が時間を考える基(もと)になり、1年は12の月、1日には12の時間があると考えられれ、12を基準とする十二支の由来とされてます。
干支と十二支を甲子(「きのえ」「ね」)、乙丑(「きのと」「うし」)というように、順に組み合わせる年のよび方とし、その組み合わせは60通りあり。60年で一巡り。『還暦』
★十二支は、なぜあの12の動物なの?
『十二支』年賀状のモチーフ・縁起物の置物「ね、うし、とら……」と数え遊びのようにして覚えたけど、「どうしてこの動物で、あの順番」「猫はどうして入っていない」かまでは知らない。
探ってみると、もともと『十二支』は動物とは無関係だったが、覚えやすくするために、中国の人々にとって親しみのある12種類の動物を割り当てたとか…。
じゃ、順番は?内容・詳細には諸説あり、日本でよく知られているのはこんなお話。
YouTube【ボンボンアカデミー】
『干支 – 十二支の話(日本語版)アニメ日本の昔ばなし』絵柄の好き不好きは分れると思うが、神様が「おふれ」を出した後の、動物たちの反応・行動にそれぞれの特徴や個性が見られ、猫が選ばれなかった理由も分かり、物語としても面白いな~。
ネット上には、他にも紙芝居風から今風のイラスト・数え歌まで「始まり、順番」が分かる動画がある。また個性あふれる挿絵・魅力的な絵本も…。
こちらのサイト【絵本ナビスタイル】『子どもに由来を聞かれたときのおすすめ絵本:お正月に読みたい絵本!干支と十二支の由来のお話10選!』を参考に、親子で読む絵本を探すのも楽しそう。
★十二支に選ばれた動物の意味・由来・性格
ねずみ(子):子孫繁栄 臨機応変
うし(丑):縁結び 忍耐力 何事にも動じない
とら(寅):決断力 素直で真面目
うさぎ(卯):温和で同調力がある やる時はやる
りゅう(龍):リーダーシップがあり大きなことを成し遂げる
へび(巳):変化に強く 生命力がある
うま(午):心が広い 対人関係が良好
ひつじ(羊):穏やかで人付き合いしやすく決断力あり
さる(申):好奇心旺盛 器用さ 臨機応変さ
にわとり(鶏):努力家 粘り強い
いぬ(犬):誠実 真面目 勇気があり
いのしし(猪):無病息災 人助けを良くする
★まとめ
年末年始。年賀状のモチーフ選んだり・縁起物の飾りや置物を買ったり飾ったり。お子さんと『干支』『十二支の由来』を話したり、お正月に絵本を読んでみるのも、いい思い出になるかも。