長野県高森町では、【なりたい「あなた」に会えるまち】を実現する事業の一つとして、中学生たちが地元の産業や文化に触れ、地域で活躍する多様な大人たちの生き方から学ぶことを目的とした『しごと★未来フェア』を開催しています。
【なりたい「あなた」に会えるまち】
長野県高森町で2020年からスタートした「第7次まちづくりプラン」が目指す10年後の将来像が【なりたい「あなた」に会えるまち~日本一の幸せタウン高森】です。
「しごと★未来フェア」もこの【なりたい「あなた」に会えるまち】を実現する重要な事業の一つとしてスタートしました。
長野県高森町では、小中学校の総合的な学習の時間を「高森の時間」として、町内の産業や伝統、次世代への課題を学び、子どもたちが自分たちで考えさまざまな課題を解決するために活動しています。
このブログでも以前取り上げた、流しそうめんでギネス記録を作ったり、不動滝でスタンプラリーを行ったり、高森町の魅力をSNSで発信したりする活動も「高森の時間」の中で、子どもたちが考え町の課題を解決するために行われました。
小学生の頃から、自分たちが住んでいる町への理解を深め、課題を解決するために考え行動するという経験は、10年後20年後の高森町の姿にも反映される、かけがえのないものになっていくのではないでしょうか。
『しごと★未来フェア』って?
2019年からスタートし、今回7回目になる『しごと★未来フェア』は、高森中学校の2年生の総合的な学習の時間「高森の時間」の授業の一環で行われています。
高森町内をはじめ、下伊那郡・飯田市内の企業・事業所がそれぞれ説明ブースを設けて、その企業・事業所で働くことの楽しさ、面白さ、やりがい、大変さなどを学ぶことが目的です。
そして、夏休みに行われる職場体験学習や2学期以降のクラス別探求活動やみらい懇談会、高森町へのプレゼンテーションに向けて、町の産業の現状や課題を知り、将来について考えるきっかけ作りを行う大切な機会になっています。
また、時間内でできる業務体験を行う企業や事業所もあり、前回2024年の『しごと★未来フェア』では、津具屋製菓のブースで中学生が書いたスケッチを元に開発された新スイーツ「アップルパイ×どら焼き」が販売されました!
https://attaka-kids.jp/p/21950/
第7回 しごと★未来フェア
- 開催日: 2025年5月23日(金)
- 時 間:午前の部 9:55 ~ 11:45
午後の部 13:35 ~ 15:20 - 会 場: 高森町民体育館
- 参加企業・事業所数: 31団体
高森中学校の2年生たちは、事前に参加企業・事業所についてタブレットを使って調べ学習をしていて、午前3か所と午後3か所の計6か所、どの企業のブースを回るのか、前もって決めて参加するそうです(我が家の中2の息子が教えてくれました)。
今回は、保護者も子どもたちと一緒に話を聞くことができるそうです。
中学2年生という思春期真っ只中のなかなか話をすることも難しい年頃ですが、自分の子どもたちがどんなことに興味を持っているのか知り、地元企業の取り組みなどを改めて知る機会にもなると思います。
