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「旧座光寺麻績学校校舎」150周年公演【さくらと舞台桜】

長野県高森町のすぐ隣、飯田市座光寺地区にある、県宝「旧座光寺麻績学校校舎」が今年完成150周年を迎えました。記念事業としての演劇公演【さくらと舞台桜】が、2024年9月21日土曜日~23日月曜日に開催されます。

麻績の里舞台桜を題材に

作品「さくらと舞台桜」は、南信州アートラボ企画、アートラボメンバーである俳優野口千恵子さん原案、飯田市出身の俳優小林英樹さん脚本、演出。内容は、校舎隣にある推定350年の市天然記念物麻績の里舞台桜を題材にしたもので、将来の進路に悩む女子高生と桜守として舞台桜を見守る祖父ら家族、地域の人々との交流が描かれています。飯田下伊那で受け継がれる伝統芸能や、麻績神社の祭りも演出に取り入れるそうです。

この公演を知ることになったのは、新聞で、5月に出演者のオーディションを兼ねた演劇のワークショップ(参加型講演会)がある事を知り、興味があって参加したのがきっかけです。ワークショップは、ゴールデンウィーク中、前半、後半2日間の参加でした。1回の人数は6名〜8名位で演劇はじめての人もいれば、演劇活動している人達、小学生から60代以上の方と年齢も様々でした。参加者全員が楽しめるような企画で、まず洋服にニックネームを貼り、そのニックネームでお互いを呼び合う事から始まり、テンポよくテーマが出題されました。人とのコミュニケーションの取り方、演じると言うよりありのままの自分を出す事の大切さを学ぶ、楽しいワークショップでした。

先人達の熱き思いが、今もなお伝わってくる!

旧座光寺麻績学校校舎は、歌舞伎舞台と学校とを兼用するように明治7年に建てられたそうです。学校建物としては県内最古であり、昭和59年まで111年間、学校として活用されていた貴重な建物です。農村の歌舞伎舞台としては県下最大級のもので、全国的にも珍しいものです。

今回使用する、1階舞台
木造2階建、芝居上演のため、床板と根太のいち部が取り外せるようになっています。
歌舞伎を上演できる太夫座

この150年の歴史を持つ歌舞伎舞台で、演劇公演を観る事ができる貴重な機会です。私が、7月に稽古見学に行った際は、まだ立ち稽古の段階でした。暑い中、白熱したお芝居に感銘を受けました。そこから稽古を積んで、完成した舞台が観れる事を、とても楽しみにしています。芸術の秋、興味のある方は、ぜひ足を運んでほしいと思います。(2024年9月22日昼の部は完売キャンセル待ちとなります)

  • 【日  時】
    • 9月21日(土) 19:00~
    • 9月22日(日) 10:00~、19:00~
    • 9月23日(月) 17:30~   
  • 【チケット代】
    • 大人 2,700円(昼公演 2,500円)
    • 中学生以下 1,500円(昼公演 1,300円)
    • 未就学児 無料(3歳未満の入場はお控えください)
  • 【会  場】
    • 麻績の里 舞台校舎
      (旧座光寺麻績学校校舎)
  • 【チケット申し込み・問い合わせ先】
    • 南信州アートラボ(野口)
      • メール:nanshin.artlab@gmail.com
      • 電 話:090‐1123‐9890
    • 座光寺自治振興センター
      • 電 話:0265‐22‐1401
      • F A X :0265‐22‐1475
      • メール:zakouji@city.iida.nagano.jp

隣には、高森町出身竹田扇之介記念国際糸操り人形館があります。麻績学校校舎内部見学希望の方は竹田扇之介記念国際糸操り人形館にご連絡ください。


過去の麻績の桜の記事です。
たかもり桜スポット紹介~周辺市町村編~麻績の里 舞台桜 | あったかキッズ (attaka-kids.jp)

柿丸

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