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『こどもまんなか』を考えるアンケート結果報告

今回は、2025年3月に行われた『こどもまんなか』を考えるアンケートのまとめをご紹介します!

結果は5月に頂いていたのに、紹介するのが遅くなって申し訳ありません💦

長野県高森町をはじめ、飯田下伊那にお住まいのたくさんの方からの声です。

『こどもまんなか』を考えるアンケートとは

https://attaka-kids.jp/p/23610/

『こどもまんなか』を考えるアンケートは、上の記事で紹介した、OPEN CAFEとオンラインで2025年3月に行われました。

南信州辺りの『こどもまんなか』の地域・社会を考えたとき、

  1. 自分がしたい・してみたいこと
  2. 誰かこんなことしてほしいと思っていること
  3. 自分ならこんなことで役に立てるかもと思うこと

この3点について感じていること考えていることが、たくさん寄せられました。

ここからは、アンケートに寄せられたご意見を紹介していきます。

1.自分がしたい・してみたいこと

この項目には、子どもたちや親、地域の人たちや先生、対象はさまざまですが、安心して過ごせる居場所を作りたいという意見が多く寄せられました。

また、発達障がい・特性を持つ子を情報交換や発達に関する知識の提供など、心配事を抱える仲間とのつながりを作りたいという意見や洋服(子供服や制服、園児服など)のリユースの機会を作りたい、フードロス食品を活用したフードパントリーを作りたいなどの意見もありました。

2.誰かこんなことしてほしいと思っていること

この項目には、主に施設や場所に関わることや人に関わることが多く寄せられました。

施設や場所については、雨や雪、猛暑の日でも誰でも気軽に遊べる、思いっきり身体を動かせる屋内施設、家でも学校でもなく子どもも親も安心し過ごせる場所、子どもの遊び場がある離乳食や幼児食の提供もあるカフェなど、普段生活している中で子どもがいたら誰もがあったらいいなと思うような場所についての意見から、もうちょっと踏み込んで学校に行くのが苦しいとき、ふらっといつでも顔を出せるような場所、フリースクールや中間教室とも違う1回からでも利用できる場所など、学校に不安を抱えている子どもたちや親が安心できる場所を作ってほしいという意見もありました。

また、夏休みや春休みに子どもだけで参加できるイベント、土日祝日に子連れでも行けるイベント、少額で利用できる子どもと大人が一緒に体験や学び(運動、英会話、ものづくりなど)ができる教室があるとうれしいという意見もありました。

人に関わることでは、発達特性を持つ子どもの両親が相談できる専門機関やすぐにつながってもらえる身近なスクールカウンセラーさんがいてほしい、全ての学校、保育園に特支免許有の職員の配属など、今子どもさんの発達特性のことでお困りの方からの意見もありました。

3.自分ならこんなことで役に立てるかもと思うこと

この項目には、主に子どもたちや親の居場所づくり、自分たちが持っていいる情報を共有する機会づくり、服(子ども服、学生服、園児服など)のリユースができる機会づくり、フードロスを利用したフードパントリーなどの意見がありました。

子どもたちや親の居場所づくりには、子ども食堂や子どもカフェをはじめ、学校の先生たちが息を抜ける校内カフェという意見もあって、先生たちも力を抜いて安心できる場所をつくりたいという想いを感じました。

まとめ&感想

アンケートの詳細をまとめたデータは、こちらです。

個人的な感想になりますが、正直、休日子どもたちと一緒に過ごすことにも疲れてしまうこともあって、子どもだけでなく親も家族で楽しめる場所が身近にあるといいなと私も思います。

あまり知られていないかもしれないのですが、長野県高森町では公共施設を個人で借りることもできます。家族やグループで町民体育館やアグリ交流センターを借りて使えたら、天気を気にせず運動し放題ですよ♪

また、私自身が発達特性を持つ子どもたちの親で、発達特性と言っても千差万別、我が子たちでさえ一人ひとり状況が違う中で、病院や行政、学校とは別に子どもたちのことをありのまま話せる場所があったら気持ちが楽になるだろうなぁとは普段から考えていることで、同じような考えを持っている方が他にもいるんだと知れただけで、気持ちが楽になりました。

発達特性を持つ子どもの家族が相談できる場所としてまず思いつくのは、飯田市にある「こども発達センターひまわり」です。ひまわりは、就学前の子が相談に行くイメージが強いかもしれませんが、18歳までの子どもたちを対象に電話でも相談に乗ってくれます。ちなみに小学3年の我が子も今も外来に毎月通っています。

また、豊丘村の慈恵園にある「下伊那こども家庭支援センターこっこ」も気軽に相談に乗ってもらえる場所です。発達特性のあるなしに関わらず、子どもや家庭での困りごと相談に乗ってもらえます。私が利用したときは、まず電話したのですがすぐ自宅に訪問するか慈恵園に行くか聞いてくれ、その日のうちに職員さんと直接お話することができました。当時1歳の子がいて連れて行きましたが、他の職員さんが相談している間ずっと子どもを預かっていてくれてゆっくり話ができたのを覚えています。

地域の役場などにも相談できる場所はあるかと思いますが、身近過ぎるのも抵抗があるという方は、ちょっと足を延ばすことになりますが、ひまわりやこっこはおすすめの相談場所です。いろいろなケースの方の相談を受けているので、それぞれにあった環境を考えてくれますし、学校や行政への働きかけもしてくれます。

私はそれでだいぶ救われました。

そして、このアンケートで一番すごいと感じたことは、自分で何かしたいと思っている方がたくさんいるということです!

正直、今の私は自分の事、家族の事でいっぱいいっぱいで、誰か何かしてくれないかなぁと思うことの方が多いですが、身近に自分でできることを見つけて実行したいと思っている方がたくさんいると知って、自分も余裕が持てるようになったら少しでも誰かの力になりたいなと思いました。

まずは、あったかキッズでこのアンケートを参考にしながら、少しでも地域の方が知りたいと思っている情報を発信していけたらなと思っています!

皆さんも何か知りたいという情報がありましたら、あったかキッズのInstagramのDMでご連絡ください♪

『こどもまんなか』を考えるアンケートをとってくれた、こどもまんなかゆるフェスタ㏌高森 実行委員のつちやさん、ありがとうございました✨

このアンケートをきっかけに、少しでも多くの方が過ごしやすい環境になりますように…

こどもまんなか宣言

こどもたちのために何がもっともよいことかを常に考え、こどもたちが健やかで幸せに成長できる社会を実現するこども家庭庁ホームページより

こどもまんなか宣言に賛同した方々の活動(こどもまんなかアクション)は、居場所づくり・こども食堂などを始め、電車の中や公園などでこどもが泣いたり騒いだりしていても温かく見守るなど、日常で何気なく行っている方も多い行動まで多岐にわたっていました。

詳細は、こども家庭庁ホームページ長野県のホームページでも紹介されています。

柿丸

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