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〇〇なアナタに勧める“日本語検定” 子どもと一緒に学んでみませんか?

✐突然ですが…

 みなさん、「日本語検定」を知っていますか?漢字や英語の検定は有名ですが、こちらは2007年に開始されてまだ15年目という比較的新しい検定で、日本語を使う人向けに、敬語や漢字、言葉の意味など幅広い分野の日本語力を測るものです。私も、自分の学生時代が終わってから始まったものなので昨年まで存在を知りませんでした。
 検定は年2回、6月と11月に開催されています。一般受検は各都道府県に設定された都市に会場が設置され、長野県は長野市と松本市です。今回松本市の会場は松本商工会館でしたが、場所はいつも同じとは限らないようで、試験の1週間ほど前に届く受検票に記載されています。

✐日本語検定ココに注目!(内容・問題)

 日本語検定は、敬語、文法、表記、語彙、言葉の意味、漢字の6つの領域が設定されており、問いごとにどれかの領域からの出題となっています。(例:問1~3敬語、問4,5は文法、など)具体的な問題は、日本語検定のホームページから例題に挑戦することができます。
 また、問いの最後には文章を読んで接続語を穴埋めしたり、書かれている内容に合う選択肢を選んだりする、“総合問題”が出題されます。

日本語検定公式HP。クリックすると実際の問題のページに移ります。

✐日本語検定ココに注目!(難易度・合格率)

 級は、7級(小学2年生程度)~1級(社会人上級)まであり、公式によれば3級が平均(高校卒業~社会人基礎レベル)だそうです。合格(認定)を取るためには、級ごとに定められた総合得点率を満たすことに加え、上記した6領域すべてで50%以上の得点を取ることが条件になります。したがって、「敬語は苦手だからその分漢字で点を稼ごう」といったことが難しく、どの領域にもある程度のレベルが求められます。
 ちなみに、それぞれの級には「準級」の認定もあり、例えば3級の認定ラインである総合70%に届かなくても、(各領域50%以上は満たした上で)総合60%の得点があれば「準3級」の認定がもらえる、という仕組みです。

日本語検定公式HPより

💡さて、気になる合格率ですが、総合得点率に加え、各領域で50%以上の得点が必要という2つの条件が理由なのか、平均とされている3級も5割程度、1・2級になると受検者の1割前後となかなかのハードルです。しかし、その分合格できたら自信と実力は確かなもの👍 年度によって多少ばらつきがありますので、気になる方はこちらから過去のデータをチェックしてみてくださいね。

 それから、日本語検定の特徴として、成績優秀な個人(および団体)の表彰制度があります。各級の最高得点者に贈られる文部科学大臣賞をはじめ、成績優秀者や年長・年少者が対象になる賞もあります。それぞれ認定証とは別に楯や表彰状の贈呈があり、希望者はホームページに名前も掲載されます。
普通に合格(認定)になる以上に自信が高まり、やりがいも生まれる制度ですね💡
私も今回認定はいただきましたが、個人表彰目指してあらためて受検しようかなと考え中です🔥

✐こんなアナタにおススメ!

 ✅ 学生時代国語が得意だった (ぜひ!)
 ✅ 文章を読んだり書いたりする仕事に関わっている (自分の力を測るためにも!)
 ✅ 久しぶりに資格を取ってみたいわ (日本語のことなので挑戦しやすい!)
 ✅ 本を読むのが好き (読書でついた知識が生きる!)

✐次回のスケジュール

  • 検定日 11月13日(土) ※準会場は12日(金)の場合も
  • 申込期間 8月2日(月)~10月15日(金)
  • 結果について
    およそ4日後に公式HPに解答速報掲載
    翌月上旬に同HPで合否掲載
    ※その後、認定証やカルテなど詳細結果は郵送で通知

📚勉強には、公式の問題集や過去問集が出ています。案外フリマでも出品されているので、しっかりそろえたい方はそちらも狙い目ですよ👆

⚡注意⚡

 今回紹介したのは「日本語検定」ですが、似た名前の「日本語能力試験」というものが存在します。こちらは、外国の方など、日本語を母語としない人を対象に、日本語の能力や理解度を測るものです。日本語検定とはまったく別の試験なのでご注意ください🔺

柿丸

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