冬が終わり、梅や桜、花桃、そして新緑と色鮮やかな季節になった南信州。今回は豊丘村にある豊丘アイリス園をご紹介します。長時間いても飽きない、素敵なフラワーガーデンですよ!
※文中の写真はいずれも2025/5/13に撮影したものです。品種名などは控えるのを忘れてしまい不明です。
豊丘アイリス園とは

豊丘アイリス園は2003年に開園し、20年以上続いているフラワーガーデンです。30アールの広い園内に、アイリスやバラ、シャクヤクなどたくさんの花々が咲いています。
例年4月下旬から6月上旬にかけてオープンしています。入園料は高校生以上300円。
高森町からは車で10分ほど。市田駅から田村の交差点を経由し、まっすぐ高台に上がっていきます。道の途中に小さい案内看板が立っているので、それに従ってください。最後に右折したらすぐに、道沿い右側に駐車場が見えてきます。
詳しくはとよおか旅時間ホームページをご覧ください。

駐車場からは案内に従って少し下ります。道は舗装されていますが、わずかにでこぼこしている箇所があるので、小さいお子さんなどは気を付けてください。
入ってすぐのところに、種類は少ないですが自動販売機もありました。

中に入ると、綺麗に整備された庭園とバックにそびえる中央アルプスに目が行きます。庭園内は二段になっていて、とにかく広い印象を受けました。日当たりが良く、備え付けのテント以外は影があまりできないので、天気のいい日は帽子をかぶっていくのがオススメ。ただ、園内にはところどころにベンチやテントなどが座って観賞できるように設けられており、小さい子どもたちも楽しめるよう作られているので、そこまで心配する必要はなさそうです。
園のシンボル・アイリス
アイリスは大きく優雅な花の形状や、色合いの豊富さが特長で、個人宅でもよく植えられている人気の花です。こちらのガーデンには、200種類ほどのアイリスが約5000株あります。個人的によく見かけるのは紫系や白系の色合いですが、ここでは他にも黄色やピンク、二色混じりなどさまざま咲いていて、目がいくらあっても足りないほどです。時間も足りません。中にはビロードのような質感に見える花びら、フリル状の花びらもあって、アイリスという花の多様性に驚きました。





アイリスは苗を購入することもできます。お家の庭に植えたいアイリスを探しに行くのもいいかもしれませんよ。もしかした運命の出合いもあるかもしれません。
アイリスのほかにもオダマキや忘れな草、ナデシコなどの苗が販売されていました。
シャクヤクやクレマチスも
アイリス以外にもシャクヤクやクレマチスなどいろいろな花が咲いています。特にシャクヤクは華やかで目をひきますし、ぷっくりと丸いつぼみも可愛らしいです。私はシャクヤクが好きなので、だいぶそちらに目がいきました。
ピンク大手毬やモッコウバラ、オルレア、ポピーなど、大きいものから小さいものまであふれんばかりに咲いているので、きっとお気に入りの花が見つかるはず。上から下まで見ごたえたっぷりです!



5月下旬からはバラが見頃!
アイリス園のもうひとつのメインがバラ。例年は6月になってから見頃を迎えますが今年はバラの生育がよく、5月中旬にすでにつぼみがいくつかほころんでいました。園の方に伺ったところ、「1週間後(5月20日過ぎ)くらいにはだいぶ咲くと思います」とのことでした。すでに盛りのモッコウバラ以外はつぼみや写真、品種名で判断するしかありませんでしたが色もさまざまで、近いうちにぜひ再訪したいと感じました。


同じ時期に近隣で見られる花が他にもあります。以下のリンクからご覧ください。
