飯田駅のある飯田市中心市街地のことを、地元では「丘の上」という愛称で呼んでいます。
このエリアは飯田城やその城下町だったこともあって、すばらしい一本桜が多く残っています。ひとつひとつ車で回ってもいいですが、それほど遠い距離間でもないので、ぜひゆっくり散策してみてはどうでしょう。
昨年きよが実際に歩いて撮った写真とともにご紹介します!ちなみに、休憩含めて3時間くらいでした。(すべて1日で回っていますが、わかりやすくするために別日に撮影した写真も混ざっています)
中央公園より南側の桜
愛宕稲荷神社の清秀桜と千代蔵桜
ハローワークの奥にひっそりとたたずむ愛宕稲荷神社。実はここには飯田市内でもっとも古い桜があるんです。
それが清秀桜。境内にあった看板によると、仁治元年(1240年)に清秀法印が植えたと伝えられているそう。つまり樹齢750年以上!見た目からしても老木ですが、儚げながらもすがすがしい雰囲気のあるきれいな桜です。夜桜ライトアップもあります。



さらにもう一本、境内にあるのが千代蔵桜。こちらは飯田藩主堀家の家老であった安富氏が献納し、知久町の黒田屋千代蔵氏によって植樹されたと伝えられています。境内の中でも奥まった場所に植えられているのですが、それは飯田城を望めるように、との意図があったようです。確かに当時はきっとお城が見えたのだろうなと感じました。空に向かってぐっと伸びる枝がとてもかっこいいです。
飯田市美術博物館の安富桜
飯田市美術博物館の前庭にある安富桜は、飯田市内でもっとも大きな桜です。飯田藩主堀家の家老であった安富氏の邸宅跡にあることからこの愛称で親しまれています。空高く伸びる枝は雄々しく、樹形が良いと評判で、ライトアップも毎年人気です。美博の敷地内には他にもたくさん桜があるので、ぜひ一周してみてください。



ちなみに、開花期間中はお菓子の販売テントが出ますよ!桜餅などの季節菓子や南信州の伝統菓子、飲料などがあるので、ぜひここで一休憩を。イートインスペースもあります。詳しくは~2026 SAKURA MOMENTS~ 南信州に春がやってきます🌸|南信州ナビ長野県南部の観光ガイド|飯田市と周辺地域のくだもの狩り・桜・温泉・川下り等
桜丸御殿址のヒガンザクラ
飯田合同庁舎の敷地内にある桜丸御殿址のヒガンザクラは、実はエドヒガンとシダレザクラが合体したもの。そのため桜丸の夫婦桜とも呼ばれています。遠くから見ると1本が咲き分けているように見えますが、近づくと根元が癒着しているのがよくわかります。脇坂氏が飯田藩主だった時代に植えられたもので、樹齢は400年です。桜の時季は普段閉じている赤門が開かれるので、そちらもぜひ通ってみてください。


中央公園より北側の桜
普門院址糸桜
春草通りを奥へと歩いていった先に、枝垂れ桜が姿を現します。糸桜という名前の通り細い枝が長く垂れ下がり、たっぷりと花が付きます。初代と二代目は倒れ、現在の糸桜は三代目。代替わりを重ねて今も私たちの目を楽しませてくれています。春草通り付近は飯田大火の延焼を免れた地域で、古い建物が残っているので散策が楽しいエリアです。


黄梅院の紅しだれ桜
紅しだれという通り、飯田市内でも特に赤みが強い桜で、その赤さはまるで紅梅のようとも言われています。山門に降りかかるさまがとても美しく、フォトスポットとしても人気です。黄梅院は、武田信玄と正室・三条の方の娘・黄梅院姫の菩提寺として建立されたとも伝えられています。ライトアップあり。



正永寺の枝垂れ桜
長く愛された、片側に大きく枝垂れた古木は残念ながら2019年に倒伏。現在は二代目が成長中です。まだまだ細く若い木ですが、いつかは先代のように名木になってくれることを願って、ぜひ一度見に行ってみてください。


専照寺の枝垂れ桜
うっかり通り過ぎてしまいそうな細い参道の奥にあります。釈迦如来の頭上に天蓋のように降り注いでいて、思わず背筋が伸びました。小さい花が細かに咲いた細い枝がそよそよと風に揺れ、風情があります。小笠原家ゆかりの山門も見事で、山門も含めて桜を撮影する人も多いです。

散策マップを作りましたので、ぜひご利用ください。
https://www.google.com/maps/d/edit?mid=1bSddVMtg8Yn0atZw1Ah-ZMKSYbgy53I&usp=sharing
市営駐車場やプッチーの利用がおすすめ
丘の上を散策するなら、飯田市営駐車場がおすすめです。なんといっても2時間無料(2時間経過後は30分100円)なので、時間を気にせずのんびり回ることができます。
市営駐車場の空き状況はこちらから確認できます→市営駐車場の空き状況のお知らせ – 飯田市ホームページ
プッチー 春の特別運行期間
プッチーは土・日・祝日のみ運行する、丘の上をめぐる電動小型バス。最高時速15㎞で走るので、ゆっくり街並みを楽しむことができます。しかも乗車無料!
令和8年3月21日(土)~3月31日(火)は、春の特別運行期間として毎日運航するので、ぜひ乗ってみてくださいね。運行経路などプッチーについて詳しくは電気小型バス「プッチー」春の特別運行を実施します – 飯田市ホームページ
開花情報などは以下を参考にしてください
さくらさく(南信州・飯田の桜開花情報) – 飯田市ホームページ
2026年「南信州の銘桜」開花情報 – 飯田経済新聞








