頁を開く。
さぁ、何色を塗ろう?意識しないでオレンジ色の色鉛筆で帽子を塗る。次は…?少し小首をひねりつつ青を取り、リボンを塗る。その動作を繰り返す。あきたら止め、気が向いたらまた本を開き、色鉛筆や色ボールペンを使い、イラストを完成させていく。
意識して塗る時と、音楽を聴きながらその時々の気持ちで塗るのでは、完成したイラストは印象が全く違う。そこが、面白いと個人的に思って居る。
貴女にとって、ぬり絵はどんなイメージ?
お子さんがいらっしゃる方に取っては、親子で楽しむもの。子供が好きな色で遊ぶもの。あるいはボケ防止に使うもの、とのイメージもあるかもしれません。私の中でぬり絵のイメージが変わったのは、本当に偶然。数年前、本屋で見かけた大人のぬり絵本「世界一周 ぬり絵の旅」。表紙に一目惚れしてしまったのが始まり。正直、私は大人のぬり絵本を手に取るまで、子供が楽しむ物との想いが強かった。いざ自分が、頁をめくり気に入った下絵を塗り出すと、意外にも夢中になり時間が立つのを忘れてしまった。あの日、家族が声をかけてくれなかったら、完成まで塗り続けていたかも…。遠い目(笑)
今は「世界一周 ぬり絵の旅」以外にも何冊も持ち、その日の気分で使分けて楽しんでいる。全ての本を塗り終えている訳ではありません。でも、それでもいいのでは?ぬり絵は仕事や日々の煩わしさから、一時別の世界へ行くための手段だから。
今、世の中では待機疲れが蔓延しているとか?
「大人ぬり絵」でネット検索をすると、《アートセラピー》とも呼ばれて居る程、メンタルケアに効果があるとの記事が幾つも見つかります。一例を。
『大人の塗り絵でメンタルケア~自分時間を彩るコロリアージュ~』
大人ぬり絵に興味を持って貰えたかな?今外出を控えるため、いろいろな工夫をし、ストレス無く過ごそうとされている事と思います。その一つとして、大人ぬり絵を加えてみるのは如何でしょうか?お一人で楽しむもよし、お子さんと一緒にカラフルなイラストを完成させてみませんか?
トップ画像は、
此方からお借りしました。